なぜコタキナバル旅行になったか!
実はこの旅行のメインイベントはこの北ボルネオ鉄道の旅に参加というのがそもそもの始まりです。タイの旅行番組を見ていた時に、目に留まったこのボルネオ鉄道に乗ってみたくて探しに探しました。日本でもSLが走るところに観光客が集まりますが、コタキナバルでも人気のツアーです。
北ボルネオ鉄道とは
もともとはイギリスの探検家が開拓のために作り上げた鉄道です。そしてこの鉄道が輸出のためにタバコ、シルク、穀物を運ぶようになり、第二次世界大戦では日本軍が利用していた過去もあります。
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戦後は貨物、旅客の双方で利用し、システム自体もディーゼル車に切り替わりましたが、2000年になり、従来の蒸気機関車を観光用の列車として復活させました。
チケット購入方法
Sutera Harbour ResortがNorth Borneo Railwayを運営していますので、ホテルのウェブサイトの一部にボルネオ鉄道のインフォメーションがあります。
我が家も直接サイトから予約しました。旅行代理店経由では最大手の会社でしか扱っていないようです。直接予約した方が若干お得でした。
4歳以上は大人も子供もRM345(約1万円)です。
含まれるもの
蒸気機関車乗車、朝食、ランチです。列車の出発するタンジュンアル駅まではホテルからタクシーを利用していきました。これがステラハーバーホテルに宿泊していると無料送迎付きとなります。我が家の宿泊したタンジュンアルリゾートからは駅に直接行く方が近かったため、往復送迎をホテルで手配しました。
ルート
タンジュンアル(Tanjung Aru)スタート地点
プタタン(Putatan) 11.9km地点
キナルット(Kinarut) 20.3 km地点
カワン(Kawang)27.4km地点
パパ―(Papar) 38.5km地点
直線距離38.5キロ、フルマラソンとあまり変わらない、蒸気機関車の旅です。
蒸気機関車に乗車してみて
まず駅に到着すると、探検家のような制服をきた北ボルネオ鉄道のスタッフがお出迎え。小さなパスポートをもらい、まずは出発地のタンジュンアル駅にスタンプを押してもらいます。
この時列車のみが止まっていて、まだ蒸気機関車は駅にはとまっていません。朝列車に乗り込みます。
座席は全席指定席で、とてもゆったりしたつくりです。通路を挟んで両サイドにボックスシートがありますが、二人ずつの着席でとても快適。すべての人が窓側の席となります。
座席で座っているとなんだか賑やかになりました。そう、蒸気機関車が到着して連結作業を行います。
ここは写真タイム!カメラを持ったギャラリーが多数集まっていました。連結後、飛行機同様非常時のアナウンスがあり、乗務員がそろってデモンストレーションをします。
制服が様になっていてカッコよいです。
いよいよ蒸気機関車が動き出すと、朝食サービスが始まります。各席にマレーシア風の可愛らしい朝食が運ばれてきます。食器なども非常にオリエンタルで凝っています。
ローカルな景色、そして、観光蒸気機関車とあり、線路界隈のマレーシア人が通り過ぎる人、通り過ぎる人々が手を振ってくれます。何ともいえない田舎の風情があふれ出ています。
のんびり朝食を食べていたら、次の地点プタタンを通過。ここは停車せず、通過中にスタッフがパスポートにスタンプを押しにきます。タンジュンアルを離れ15キロも過ぎると本当に田舎な雰囲気です。
あっという間に一時停車駅、キナルットへ到着。ここで約45分の休憩です。キナルットには中国寺院もあり、ちょっとした観光ができます。
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ローカル市場もあり、このローカルさはなかなかプーケットでも味わえないほどです。マレーシアの観光よりも蒸気機関車が珍しくて止まるのを狙って写真撮影をしました。
そして、蒸気機関車って本当に暑いです。機関室のスタッフは汗だくです。
後半の風景はさらに田舎へ~。途中トンネルに入り真っ暗な体験。窓を閉めないと真っ黒になるという昔の映画で見たあの光景をまさに体験しました。
North Borneo Train(北ボルネオ鉄道)in Kota kinabalu / Malaysia by プーケットしまかぜ案内人&僕の娘はタイ人
パパ―駅に到着。この駅が折り返しとなるので、機関車トーマスで見たくるくる回転する台を使って蒸気機関車の向きを180度変えます。
この光景こそ、日本では見れないのではないでしょうか?
プラレール好きのお子様は大興奮すること間違えなしです。我が家の娘といえば、プラレールはもっているものの、あまりピンと来ていない様子でした。「これぞ他では見れないよ」といっても「暑いから涼しいところへ行こうよ!」でした。
はっきり言うと街散策はそうたいして面白くありません。我々は東南アジアに慣れてしまっているからかな?でもこの機関車体験はすごく面白いと思います。
帰路になると昼食サービスです。行きに通った道を戻ります。ですので、帰りは景色というよりも、皆さんご飯に夢中でした。これもうまく考えられているなというツアーです。