プーケット人

家族3人で楽しむ南国生活日記♬

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やっぱりDr. ソーンチャイ、我が家にとってのDr.コトー

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僕が信頼している先生

我が家のホームドクター Dr. Sornchaiにまたまたお世話になりました。今回で何度目だろう?

彼も個人でクリニックをひらいたり、国立病院のワチラー、ミッションホスピタル、プーケットインターナショナルホスピタル等に顔を出す、素晴らしい医師。

今回娘にタイで手術をうけさせたのも、僕が心から信頼できるソーンチャイ先生がいたから受けました

間違いなく、知らない先生だったら信用できませんので、日本に帰国してから手術を受けたでしょう。本当に彼には感謝しております。

我が家のヒーロードクターです。

先生との出会い

彼との付き合いはかれこれ10年以上前、僕が大腸の疾患にかかった際に彼が消化器系の専門医であったため、診てもらったのがきっかけです。

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タイの社会保険(当時は外国人マネージャーも利用できた)で何とかお願いして、ミッションホスピタルで検査ができないものはワチラー病院で診てもらったりと、超貧乏時代にも見捨てず、患者を助ける、まさにドクターコトーなのです。

見た目は怪しいおじさんですが、彼は歴とした外科医なので、手術全般も全ていけます。我が家の娘はこれぞとばかりに彼にお世話になっています。

1回目はホームスクールに通っていた際に網戸のフレームを外し、足の親指に落下、親指が出血し、爪をはがすことに。

2回目は頭に吹き出物が出き、縫うかどうするか先生に診てもらったのですが幸いその時は縫わずに済みました。

3回目は前の学校で滑って転び、耳の軟骨が露出し、9針も縫合してもらいました。ただいま大変綺麗に9針も塗ったとは思えないほど回復しました。

そして、今回実に4回目、なんと今回は開腹しての手術に!

尿膜管遺残症

尿膜管遺残症といって、赤ちゃんの時に胎盤とつながっているあの管がうまく退化せずに、お腹の中にのこっていて、これがまたときに炎症し、悪さするとのこと。

盲腸のへその緒版のようなものです。そもそも尿膜管が残る確率が1-2%、そのうちのごく一部が症状が出るとのことで、かなり倍率の低い物を引いたような気がします。

今思えば、デベソであったり、膀胱炎と思うほどおしっこが近いことなどすべてこれが原因だったのかとわかりました。

今回の症状としては、若干の腹痛と、主におへそのかゆみを訴え、日々悪化していくため、おかしいおかしいと思っていたところ、この病名がインターネットで浮かび上がりました。

最終的には手術のみというのを目にし、手術になるのであればこの人しかいないと、一目散にソーンチャイ先生に電話し、予約、診てもらうことになったのです。

フィギュアスケートの羽生君もおなじ病気ですが、大人で発症するとより重症化する方が多いようです。中には2ヶ月入院したという方も聞き、症状の軽い子供のうちに何とかしようとなりました。

ミッションホスピタルに入院

予約時に都合のよかったのがミッションホスピタルということで今回ミッションホスピタルに入院することになりました。

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プーケット生活

先生としては色々な方法、プランをじっくり相談してくれましたが、あまりにもおへそがかゆそうだったので、早く何とかしてあげたく、週末に予約しました。パトンホスピタルなら施設も良いうえにもう少し安くできるとか、今は症状を抑えて日本に帰国した際に手術したらどうかなど娘1番で考えてくれます。

我が家もおススメのミッションホスピタル

10年前にお世話になった時はそれ程この病院の良さがわからなかったのですが、インターナショナルやバンコクなどに入院、治療に利用したあとだからこそ、この病院の良さがよくわかった今回でした。

主治医がモーソーンチャイだから、より安心感があるのか?しかし病院全体のスタッフがスマイルタイランドで非常に優しいのです。

英語を話せるひとはごくわずかですが、多少片言でもタイ語が話せるのであれば、お高くとまっている病院よりもこちらの方が皆さんが優しくより快適に入院できるのではないか??と見直せるきっかけになりました。妻も大変気に入っています。

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美味しいベジタリンフード

ここ最近気づいたのがやはり僕達はローカルなタイが好きなんだと思います。とくに、こちらの病院はベジタリアンフレンドリーで卵、牛乳は使用していますが、チキン・ポーク・ビーフの肉類は一切でないベジミールです。

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ベジタリアン料理が美味しい

子供には少々か過酷かもしれませんが、野菜好きな我が家としては非常に嬉しいポイントでした。毎日お肉を食べたい方には地獄ですかね??ベジタリアン好きなヨーロピアンには受けると思います。

タイの保険適用?!

初診で診てもらったときに、先生から「タイの保険はね、保険会社の判断で利用できないこともあるんだよね~」と聞いていました。初診の際に加入している保険の契約書をもっていかなかったため、入院の際に、保険の契約書を提示してすべてチェックしてもらいます。

そしてタイの保険というとキャッシュレスのイメージでした。入院の際にも「保険適用時は後で相殺しますね。」と話していましたが、退院時の会計に2時間以上もかかりました。

これだけ待たされると具合悪くなります。最終的には事後申告での申請という形になりました。全額負担で立て替えとなると結構な額になります。それを覚悟で用意していたので問題ありませんが、タイの医療費って下手したら日本の10割負担額よりも高いのです。

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そもそも事後申請であったのであれば、そうと最初から言ってほしかったのです。すぐ支払って帰れたわけですよね。キャッシュレスか否かでここまで待たされるとは!

後日我が家の担当の保険のおばちゃんに連絡して、診断書や領収書をすべて添付して保険会社に送り、受理されれば後からキャッシュバックを受けれるとのことです。果たして全額戻ってくるでしょうか?

先生曰く、今回のケースは保険が適用になると思うとのことですが、結果は後程報告します。

炎症?バイパスつくり?

退院後、抜糸までの約2週間はお腹周りは乾燥状態を保つことがお約束です。万が一お腹から膿がでてきたら、即連絡という約束でした。

一度夕方17:00過ぎに、お腹のバンドエイドの写真をラインで送ったら、先生には炎症か判断したいので、すぐに病院に来てとうことで19:30に病院に待ち合わせ。結局炎症の症状はなく、体液が外にでる(術後はよくあることだそうです)という生理的なもので安心しました。

もし炎症していたら、一度穴をあけ、バイパスを通してお腹の中の膿を外に出さなければならないそうです。先生もこの事態だけは避けたくて、傷口が悪化しておらず安心の一言。それにしても突然のラインですぐに病院へ駆けつけてくれるなんて本当に脱帽です。

いよいよ抜糸

キープドライを続けて約2週間、常にお腹周りがジュクジュクしていないか気を使うのに疲れました!

ようやくこのウォータープルーフバンドエイドともお別れです。お腹のバンドエイドをはがすと、Dr.ソーンチャイは「パーフェクト!!」。傷の治りが完璧だそうです。これで晴れて抜糸!と思ったら、その瞬間、ささ~と糸を切り、瞬時に終了です!記念すべき瞬間が早すぎた!!

「これでお風呂も水泳も何でもできるよ」と満面な笑みの先生。

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僕の大好きな医師

病理検査に出していた結果も良く、先生も一安心。通常は尿膜管が炎症するケースが多いのですが、我が家の娘の場合は厳密には尿膜管ではなく、おへそからつながる皮膚が変化し、管を作り、そしてその中に血が集まり炎症を起こしたそうです。

皮膚のチューブだったため、比較的炎症がひどくなく、手術日当日に縫合までできたことが今回早く治すことができた理由だそうです。

もし、これが皮膚のチューブではなく、尿膜管の残骸部であったら炎症がひどくなるケースが多く、手術日には縫合できないとなると完治まで非常に時間がかかるのだそうです。これぞ不幸中の幸い。

気になる医療費

最終的にどのくらい医療費がかかったかと言いますと、合計で約70,000Bかかりました。(日本円で約25万円)
大まかな内訳です。
病室代 2,200B×2泊 (約15,400円)
医師代  35,000B (約122,500円)
麻酔医師代 5,000B (約17,500円)
手術室、手術器具代 16,000B (約56,000円)
薬代 8,000B (約28,000円)
看護師代 900B (約3,150円)

3時間に一度のタイミングで検温に来て、手厚い看護をしてくれた看護師さんの費用がたったの900Bというのが不思議です。

+おまけ

この入院をきっかけに、病院でインフルエンザウィルスをもらってきたのか、両親は順にインフルエンザにかかりました。娘もかかったかな?と心配し先生に相談しました。

すると先生曰く、元気ならインフルじゃないから、外で遊んでも友達と遊んでも大丈夫とマイペンライ精神でした。

外科手術というスゴイことができる先生なのに、神経質なそぶりは一切なく、プラス志向、そして、無意味な薬は嫌い、検査結果よりも痛みや、症状を和らげるため薬の必要な人には処方するという精神が大好きです。とにかく患者第一に考えてくれる先生なのです。

タイで手術?日本へ帰国

今回娘にタイで手術をうけさせたのも、ソーンチャイ先生がいたから受けました。

間違いなく、知らない先生だったら信用できませんので、日本に帰国してから手術を受けたでしょう。

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僕の娘はプーケット

むしろ、先生がまずは日本で予算、手術方法を調べてから、タイでうけるか、日本で受けるかを決めても良いのでは?と提案してくれましたが、日本で初診からかかれば手術までどの程度時間がかかるかも未知の世界ですし、ソーンチャイ先生だけは信用できるのでやっぱり先生に手術してもらいたくてミッションホスピタルに入院となりました。

後日、タイ語の先生が妻のFBをみて心配して電話をしてくれました。そして彼女のお父さんもソーンチャイ先生に手術してもらったのだそうです。

この怪しげなおじさん、実は知る人ぞ知る名医?なのかもしれません、笑 誰がどう言おうと、我が家のソーンチャイ先生指名は揺るぎません!!

我が家のプーケット生活には欠かせない存在です。

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